1951-02-26 第10回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号
一つは従来の引揚げて来られた人たち或いはこの戦争の犠牲者に対してなされておるところの社会保障制度の法律の一部を拡大して、なかなかそのポツダム指令で頑として関係筋が応ぜられない場合は、その内部の法律の中にゆるやかな方向に向けてもらうような準備をしたいという案と、いやそれはそれとして、別個に遺族というものが全然今まで何らの法律にも盛られておらないのだから、これを強く正面に出して、先ず遺族の問題と傷痍者の
一つは従来の引揚げて来られた人たち或いはこの戦争の犠牲者に対してなされておるところの社会保障制度の法律の一部を拡大して、なかなかそのポツダム指令で頑として関係筋が応ぜられない場合は、その内部の法律の中にゆるやかな方向に向けてもらうような準備をしたいという案と、いやそれはそれとして、別個に遺族というものが全然今まで何らの法律にも盛られておらないのだから、これを強く正面に出して、先ず遺族の問題と傷痍者の
しかしながら、十分にポツダム宣言並びにそれ以後のポツダム指令なりその他の條項によりまして認められておるわれわれの権利、こういうものをはたして今日の政府当局の方々はまじめに実行されておるかどうか。これは実行されておらないとわれわれは考えるのみならず、おそらく実行される能力がないのだというふうに考えるのであります。これはやはりもつと國民的な全勤労大衆を基盤にした政権に切りかえていかなければならない。